女性ホルモンを増やすお茶を飲むことをおすすめするのはズバリ、女性が男性ホルモンの悪影響を受けないためです。
女性ホルモンが減ると男性ホルモンの比率が増えてしまいます。
女性ホルモンと男性ホルモンは、両方とも性腺で産生されますが、女性ホルモンが減少するとそのバランスが崩れてしまうのです。
そのため、男性ホルモンの比率が増えることになります。
女性ホルモンが減少する主な原因は生まれつきの遺伝や更年期す。
生まれつきの遺伝や更年期で女性の卵巣の機能が低下することにより、女性ホルモンの産生量が減少することがあります。
また生まれつきの遺伝や更年期以外にも、ストレスや過度のダイエット、運動不足などのライフスタイルの影響により、女性ホルモンが減少することがあります。
女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンであるテストステロンの比率が増えてきてしまいます。
テストステロンは男性ホルモンの代表的なもので女性にも微量に存在しますが、女性ホルモンが減少することでテストステロンの影響が強くなり女性らしさを失うことがあります。
そのため、女性ホルモンが減少することで、身体的な変化が現れることがあります。
例えば、乳房の萎縮、身体の毛の量が増える、生理不順などが挙げられます。
ですから、女性ホルモンが減少すると男性ホルモンの比率が増えることがあるため、女性ホルモンのバランスを整えることが重要です。
女性ホルモンを増やす食品やサプリメント、適度な運動やストレスの軽減、良質な睡眠など、ライフスタイルの改善を行うことで、女性ホルモンのバランスを整えることができます。
でも、それもなかなか簡単ではありません。
そこで手軽に始められるのが「お茶」です。
毎日飲むお茶で女性ホルモンが増やせるのなら、簡単に始められそうですからね。
女性ホルモンを増やすお茶はこれ
女性ホルモンの不足を補うためにおすすめされるお茶には、様々な種類があります。
それも特別なお茶ではなく、簡単に入手できるハーブティーです。
ここでは、代表的な4つのお茶について解説します。
大豆イソフラボン茶
大豆イソフラボン茶は、女性ホルモンに似た作用を持つ大豆イソフラボンを含んでいるため、女性ホルモンの不足を補うためにおすすめされます。
代表的なもにに伊藤園の「黒豆茶」などがあります。
イソフラボンは植物性の化合物の一種で、大豆などの豆類に多く含まれています。
ですので、イソブラボンは女性ホルモンと似た構造を持つことから、女性ホルモンの不足を補う作用があるとされています。
イソフラボンの作用と効果
大豆イソフラボンには、女性ホルモンに似た作用があり、更年期障害の緩和や骨粗鬆症予防などの効果が期待されています。
また、抗酸化作用や血液中のコレステロール値を下げる作用もあるとされています。
大豆イソフラボン茶の飲み方と注意点
大豆イソフラボン茶は、大豆イソフラボンが豊富に含まれた豆乳や豆腐を原料としたものが多く、スーパーやネットショップで購入することができます。
また、茶葉に混ぜて飲むこともできますが、飲みすぎに注意が必要です。1日に摂取する量は、10mg程度が目安とされています。
シャテバリ茶
シャテバリ茶は、インド伝統医学のアーユルヴェーダで用いられるシャテバリを原料としたお茶で、女性ホルモンのバランスを整える効果が期待されています。
シャテバリは、インド原産の植物で、女性の生殖器官や乳腺などに作用するとされています。
また、ストレスや疲れを感じた時にも良いとされています。
シャテバリ茶の飲み方と注意点
シャテバリ茶は、1日2杯程度を目安に飲むことが推奨されています。
また、妊娠中の方や授乳中の方、あるいはアレルギー体質の方は摂取前に医師に相談するようにしましょう。
さらにシャテバリに含まれるサポニンが血圧を下げる作用があるため、血圧の低い方や降圧剤を服用している方は摂取に注意が必要です。
セージ茶
セージは、シソ科の常緑小低木で、地中海沿岸地域原産のハーブです。
葉には、フラボノイドやテルペン、ロージマリン酸などの成分が含まれており、古くから漢方薬やハーブティーに用いられてきました。
セージの作用と効果
セージには、女性ホルモンの分泌を促進するエストロゲン作用があります。
また、セージ茶に含まれる成分には、消炎作用や抗酸化作用があるとされており、冷え性や更年期障害、月経不順などに効果があります。
セージ茶の飲み方と注意点
セージ茶は、1日2～3杯程度を目安に飲むことが推奨されています。
ただし、妊娠中の方や授乳中の方、子宮がんや乳がんの既往歴のある方は摂取前に医師に相談するようにしましょう。
また、セージには鎮静作用があるため、就寝前に飲むのがおすすめです。
ラズベリーリーフティー
ラズベリーリーフは、ラズベリーの葉から作られるハーブです。
葉には、タンニンやフラボノイド、ビタミンCなどの成分が含まれており、妊婦さんにも人気のあるハーブの一つです。
ラズベリーリーフの作用と効果
ラズベリーリーフは、女性ホルモンのバランスを整える作用があり、子宮の筋肉を緩める働きも持っています。
これらの効果により、女性特有の不調の改善に役立つとされています。
さらに、ラズベリーリーフには抗炎症作用や鎮痛作用があり、生理痛やPMS（月経前症候群）の緩和にも効果が期待されます。
また、妊娠中の方には、分娩時の筋肉の収縮を促進する効果があるとされ、分娩のサポートにも役立つとされています。
ラズベリーリーフティーの飲み方と注意点
ラズベリーリーフティーは、妊娠中の女性にも飲むことができるお茶です。
通常は1日に2～3杯程度を目安に飲むようにしましょう。
お好みでハチミツやレモンを加えても良いでしょう。
ただし、ラズベリーリーフティーにも注意点があります。妊娠初期の方は摂り過ぎに注意が必要です。
また、アレルギー反応が起こる場合があるので、初めて飲む場合は少量から始めるようにしましょう。
また、糖尿病や低血糖症の方は、血糖値の上昇を招く可能性があるため、過剰な摂取は避けるようにしましょう。
女性ホルモンを増やすお茶としてたくさんのハーブティーがあります
女性ホルモンを増やすお茶は、自然な方法で女性ホルモンのバランスを整えることができるため、健康的な体づくりに役立ちます。
ただし、過剰な摂取やアレルギー反応には注意が必要です。
適量を守りながら、上手に取り入れていきましょう。
